11月30日 今日の魚の話

 
  今日はコバンザメの話です。サメという名前がついているもののサメの仲間ではありません。
 コバンザメはご存じのように大型回遊魚にひっついて回ります。
 第1背ビレが変形して、小判型の吸盤(だからコバンザメ)になっていて、その吸盤を利用して
 大型魚にひっつくわけです。 タンクについたり、私たちの足についたりすることもあります。

  では、コバンザメと大型回遊魚がお互いを尊重しながら共生生活を送っているのかというと、
 そうではありません。 コバンザメ側にすれば、吸着生活をしていれば他人任せで移動することができ、
 エサを捕ることも呼吸も楽チンで大いに役立っています。
 しかし、一方、大型回遊魚にとってはクリーニングしてくれるわけでなし、何のメリットもないわけです。
 これが証拠に、捕獲された大型魚の胃の中からよくコバンザメが出てくるのです。
 こういった片方だけにメリットのある共生関係を「片利共生」といいます。
 愛嬌のある魚だけに、なんだか食べられてしまうなんてかわいそうな気もします・・・。

11月28日 今日の魚の話


  今日はヘコアユの話です。漢字で書くと、「兵児鮎」。
 集まって行儀良く揃って泳ぐから、「兵」なのかなぁ、と勝手に想像する。
 ヘコアユは、大きくグループ分けをすれば、ヤガラやヨウジウオ、
 タツノオトシゴやカミソリウオ等の仲間です。
  身体は本当に薄っぺらく、口を下にして逆立ち状態で泳いでいます。
 外敵が近づいたときだけ、頭を持ち上げ水平になって逃げていきます。
 
  枝サンゴやガンガゼ(トゲの長いウニ)に寄り添うように揺らめいている
 様子をよく見かけます。これは、一種のカモフラージュです。
 よく見てみると身体を走る黒っぽい帯は目の上も通過していて、目を隠すことで
 ますます魚らしさから離れています。
  幼魚はゴミと区別がつかないくらいで(10/20参照)これまた見事に
 カモフラージュしています。
 

11月25日 スカシの根

 
  リクエストで再びスカシの根へ。
 今日もきれいだった。
 2本目は、移動して池間島の北へ。
 ナポレオンがのんびり泳いでいた。
 3本目はスカシの根近くの根に
 適当にアンカーを降ろす。
 潜ってみると、ユビエダハマサンゴが
 群生していて、すばらしい!
 どこまでも砂紋が続く真っ白な
 砂地もきれいでした。
 

11月24日 池間インリーフ

  エントリーしてすぐに、
 ナンヨウツバメウオがいた。
 あくまで枯れ葉のように振る舞っていた。
 クマノミのイソギンチャクの中には
 カザリイソギンチャクエビが遊んでいたり、
 カニダマシがイソギンチャクをベッドにして
 昼寝していたzzz・・・。全然、動かない。
 ヒメユリハゼもたくさんあそんでいたよ。
             

11月23日 スカシの根

 
  透明度50mと言いたいくらい
 抜けていた。 白い砂地には
 ガーデンイールがあちこちにいた。
 スカシテンジクダイがとにかく
 群れていて、たまのようになっている。
 ウメイロモドキやタカサゴが
 その根の上をぐるぐる群れていて
 2度、カツオの群がまわってくるという、
 夏のような海でした。
  
   
  

11月22日 イムギャー

  
  今日はイムギャーでファンダイブ。
 サツマカサゴの親子やナポレオンの幼魚、
 カミソリウオや ワニゴチ、キリンミノカサゴや
 イシヨウジの抱卵などをじっくり観察。

サツマカサゴの親子 
2匹いるのがわかるかな?

ワニゴチの正面顔

11月21日 今日の魚の話

 
  今日は「トウアカクマノミ」の話です。
 名前の由来は、「頭赤」だと私は思い込んでいる。頭の部分だけが赤い、というより
 顔だけが赤いといった方が見た目には正確です。
 体色はというと、パンダイルカを小さくしたような白黒でとてもかわいい。
 
 トウアカクマノミは内湾を好むため、あまりダイビングのポイントで見ることはない。
 また、内湾は泥水や生活排水も流れ込みやすいことや埋め立て地として利用されて
 しまうことなどから、他のクマノミに比べてずっと数が少ない。
 また、イボハタゴイソギンチャク等のような触手の短いイソギンチャクとしか共生できない
 特異な習性も子孫繁栄の邪魔をしている。

 産卵形態は他のクマノミと一緒で、産卵床(岩)を見つけ、近くにない場合は口で押して
 石や貝殻を運び、口で産卵床をきれいに掃除し、メスが腹部をこすりつけながら産み付ける。
 卵を守るガードマンはオスの仕事です。
 もっともっと個体数が増えて、ますます海の中がにぎやかになればいいなぁと思う。
 

11月19日 今日の魚の話

  
  今日は「ハナヒゲウツボ」の話です。名前の由来を考えるときにいつも悩むのが、花か鼻か。
 口の先(鼻の部分)に花びらのようにビラビラのヒゲがある。個人的には花ヒゲウツボの方が
 かわいらしくていいなぁと思うけれど、本当のところは不明です。
 
 宮古島には黒い個体が多く、いわゆる幼魚とされている。昔、学者の先生が別種か色彩変異ではないかと
 考えて水槽飼育で観察した結果、幼魚だと判明したそうだからやはり幼魚なのだろう。
 
 ハナヒゲウツボは性転換する。幼魚〜若魚は雌雄同体で体色は黒く、やがて成長して雄になると
 青くなり、それをさらに経てメスになると黄色くなるらしい。
 雄相の青色は見たことがあるけれど、黄色いハナヒゲウツボはもちろんない。
 見たい魚リストに加えてラッキーを待つかな。ますます海が楽しみになってきた!

 

11月11日 七又アーチ&ガオー


 久しぶりの七又アーチは神秘的だったし、ガオーのドロップ下はハゼ天国。
 ヤマブキハゼ、オドリハゼ、ハタタテシノビハゼ、ヒレフリ  サンカクハゼ、クビアカハゼなどあちこちにいる。
 サンゴもきれいだった。
      
       ハナヒゲウツボ
     
   
       クビアカハゼ
  
     ニシキヤッコ

11月10日 池間インリーフ

 
  波が高いし、風は強いし、グッドコンディションではなかったが、意外にも透明度が良かった。
 砂地は白く、砂紋がきれいなポイント。
 クチナガイシヨウジ(本当に口が長い!)やビシャモンエビ、リュウキュウウミシダエビ等を
 じっくり観察しながらの1本でした。

11月6日 今日の発見

  自分でも気づかなかった事実、ハノミノカサゴの目の上の
 皮弁はこんなに立派だった!
 今日、水中で見たときには、いつも見ているお馴染みの
 ハナミノカサゴだとは最初思えなかった。
 いつも見る魚もじっくり見てみると色んな発見があるもんだね。
 

10月29日 調査ダイビングU

 
 今日は、大神島が正面左手に見える「太陽牧場ビーチ」で潜ってみました。
 このビーチの存在も、ついこの前先輩ダイバーに聞いて知ったばかり。
 あいにくの海況で、うねりがあって途中からは雨がザァザァ。でも、うれしい発見があったよ。

  海の中は砂地と藻場と岩場の3部構成。藻場は何が隠れているかわからないのでわくわくする。
 今日は、「オレンジラインワームゴビー」という私が初めて見た魚がいました。
 先月、西海岸で見た「ネオンワームゴビー」の仲間です。
 くねくね動くため、うまく写真に撮れなかったのが残念だったけど、「初めて見る」ってやっぱりうれしい。
  


オレンジラインワームゴビー

 
  頭隠してお尻隠さず・・・
    ムラサメモンガラ
 
 真上から見た
      シロオビハゼ
  

       カクレクマノミ

10月26日 今日の魚の話

 
  今日はスミレナガハナダイの話です。右の写真の上は♂、下の写真は♀です。
 形は一緒なのですが、体色、模様が全然違います。
 オスは紫色の四角い斑紋があるのが特徴で、よくダイビング前のブリーフィングで
 「身体にサロンパスを貼ったきれいな魚がいますよ」とガイドは言ったりする。(?)
 メスは少しオレンジがかったような黄色で、目の下に2本の紫色の縦縞があります。
 ダイバーには比較的オスが人気のようだけれど、メスもなかなかきれいです。
 
 私が初めてスミレナガハナダイを見たのは、まだひよっこダイバー時代、与那国の
 水深35mの場所だったと思う。もちろんキレイと思ったけど、こんなに深くないと
 見れないんだ、とも思った。実際、35mとは言わないまでも浅場では見かけない。
 また、潮にのって流れてくるプランクトンを主食にしているので、
 潮通しの良い場所にいることが多い。

 メスがオスに性転換するのだけれど、性転換中の体色はこれまた美しいので
 今度スミレナガハナダイに出会った時は体色に注意して目を凝らして見てみるのも
 おもしろいダイビングになるんじゃないのかなぁ、と思う。


 

 
 


10月23日 ヘコアユの根


  浅場にヘコアユが岩肌も見えないくらい群れている根がある。
 そのヘコアユ達を追いかけ回すと、みんな見事に揃って移動する。
 そんなとき、私の頭の中はトルコ行進曲かな。
 コブシメの20pくらいの子供が遊んでいた。
 コブシメの煮付けが大好きな私が言うのもなんだけどかわいい。
 見慣れないカサゴが。
 シマヒメヤマノカミというたいそうな名前のカサゴだ。
 胸ビレを開いた時の横縞がとてもきれい。
 バイカナマコに棲んでいたウミウシカクレエビや
 カクレクマノミなども見ることができた。
 

 

10月22日 今日の魚の話


  今日はヒトデの話。ヒトデと言うと、やはり星形を想像してしまう。
 ヒトデにもたくさんの種類があって必ず腕が5本とは限らない。
 5本〜8本というあいまいなヒトデもいる。
 写真はマンジュウ(饅頭)ヒトデといって小さいクッションのような形。
 裏返したちょうど真ん中に口があり、小魚を食べる時などはびよ〜んと広がる。
 この口のまわりに「ヒトデヤドリエビ」が棲んでいることが多い。
 この写真のヒトデにも5匹ほどエビがいた。
 
 ヒトデはひっくり返されても、意外と早く起きあがる。 
 2〜3分観察していれば自力で起きあがる。強靱な腹筋の持ち主のようだ。
 また、体に上下左右の区別がなくどの方向にも自由に移動できる。
 
 こんなヒトデも「隠れミノ」にされる時もある。カニに、よいしょと持ち上げられ
 カニが身を隠す道具にされたりもする。

 ヒトデは悪食で何でもよく食べる。そのせいか精力旺盛?で繁殖力もたくましい。
 ぐぐぐっと5本の腕で背中を持ち上げ、放卵や放精する。
 ヒトデが腕で立っていたら注意深く見てみるといいね。
 

       マンジュウヒトデ


   マンジュウヒトデを裏返すと

10月20日 調査ダイビング

 
  以前から気になっていたビーチに今日はトライ。 階段があり、そこでタンクをセットすれば、
 1歩も歩かなくてもエントリーできる。
 エントリーしてすぐ、コトヒキの群れとコバンアジの群れがグルグル遊んでいた。
 進んでいくと、チョウチョウコショウダイの2pくらいの幼魚がフリフリ。
 所々、藻場になっていて、親指の爪ほどのヘコアユの幼魚が2匹、藻にまぎれていた。
 ハタタテギンポもまぎれていた。
 あちこちの根にはキリンミノカサゴがいっぱい。こんなに1度にたくさん見たのも初めて。
 今、どの辺を泳いでいるのかなぁ、と浮上してみたら、ずいぶん岸から離れていたので
 あわてて戻った。
 
  あ、くまのみ、と思ったらそれがトウアカクマノミだった。まだ、子供だったけど
 見慣れていないせいか、特にかわいい。
 サンゴの中に、目がブルーできれいなイトヒキテンジクダイが群れていた。
 キイロサンゴハゼが同じサンゴに数匹いて、カラフルカラフル。
 あれ、サンゴの枝の間にクネクネと長いウツボのような魚が潜んでる。見たこともないので
 この時はわからなかったけれど、調べてみたら「センニンガジ」という日本にはこの1種しか
 いない「センニンガジ科」の魚とわかった。
 サンゴの下をのぞいてみると、オニダルオコゼも隠れていた。
 2時間近く潜っていたので、エアーもないし、寒くなってきたので上がろうと
 思ったとき、茶色い三角形が近づいてきた。ナンヨウツバメウオの若魚だった。


ヘコアユの幼魚

ハタタテギンポ

キリンミノカサゴ


トウアカクマノミ

10月19日 イムギャービーチでファンダイビング

         
ヒレナガスズメダイ(幼魚)
大人になったら
風貌が変わってしまう
ヒレグロコショウダイ
食べるとおいしいらしい
サザナミヤッコ(若魚)
大人になりかけ
今が反抗期
イロブダイ(幼魚)
今だけがかわいい盛り
       
ハナミノカサゴ
(手のひらサイズ)

1ヶ月前よりずいぶん
大きくなっていた!
キリンミノカサゴ
(手のひらサイズ)
左のハナミノカサゴと一緒に
遊んでいた!
本日のゲスト
ウエットスーツで潜るのは
今日が初めて。
いつもドライ。
本日のゲスト
ダイブ本数20本のうち
何本かは北海道で
潜ったことがあるらしい。

10月18日 今日の魚の話

 
  今日はアイドル「クマノミ」の話。
 一言にクマノミといっても何種類かいるので今日は2本線のいわゆる、クマノミの話です。
 クマノミはご存じのようにイソギンチャクと共生しています。クマノミにとってのメリットは
 イソギンチャクは触手に刺胞(毒)を持っているため、イソギンチャクの中にいれば他の魚から
 狙われにくいという点です。
 クマノミも生まれ持ってイソギンチャクに対して免疫をもっているわけではなく、
 徐々に獲得していきます。
 一方、イソギンチャクにとってのメリットは、自由に動き回れない身体ゆえに
 クマノミがエサを運んできてくれたり、イソギンチャクをきれいに掃除してくれる、といった点です。
 ただし、くまのみが棲んでいない「空き家」のイソギンチャクもいることから考えると、
 イソギンチャクにとってクマノミは生きていく上で絶対必要な存在ではないようです。
 
 また、クマノミは性転換することでも有名です。オスからメスへ変わります。オス・メスの区別の付け方は
 一般的に、しっぽがオレンジ色っぽいのがオスで、白っぽいのがメスです。
 今度、潜った時にしっぽまで観察してみて下さい。
 また、体が大きい方がメス。攻撃的なのもメス。クマノミの世界は「カカア天下」のようです。
 
 同じクマノミでも黒っぽいクマノミを見たことがあると思います。オレンジ色とは限らないんですね。
 これは共生しているイソギンチャクの種類によるといわれています。

 クマノミの産卵が近づくと、オスがイソギンチャクのすぐ近くの岩肌を口やヒレを使って掃除する
 ことから始まります。卵を産み終えると、オスは卵に新鮮な海水が行き届くように
 一生懸命ヒレであおります(この動作をファンニングといいます)。
 外敵から卵を守る役目は体の大きなメスの仕事です。
 (いたづらをして、噛みつかれ手に歯形がついていたお客さんがいたなぁ。)
 ふ化した赤ちゃんクマノミは1週間ほど水面で生活し、生き残ったものはイソギンチャクへ戻ってくるそうだ。
 そして、一生を同じイソギンチャクの中で過ごすのです。

10月13日 入り江(ビーチ)

  北東の風が強く、海はシケ模様。島の南のビーチへ。
 エントリーしてすぐに、カクレクマノミが。イソギンチャクの上で
 アカホシカニダマシ(写真上)が遊んでいた。イソギンチャクのまわりには、
 イソギンチャクモエビが10匹くらい集まっていた。
 
  しばらく進むと砂地に大きな根が点在していて、チャネルっぽくなる。
 根の上ではホンソメワケベラがクリーニングに精を出していた(写真下)。
 しばらく観察してわかったけど、結構イヤがられていたりする。
 クリーニングされるのはそんなに気持ちいいわけじゃないらしい。
 
  あれ、ウミキノコの間から魚の尾ビレらしきものが飛び出ている。
 のぞき込むと、オニカサゴが頭を下にして逆立ち状態で隠れていた。
 お尻、見えてるのにぃ〜。
 エキジット寸前、ミズタマハゼがいた。白い顔に蛍光ブルーの斑点。
 すごくきれいなのに、こういう時に限って、デジカメの電池切れ。
 でも、見れただけでいいか、と納得して今日のダイビング終わり!


10月12日 マイバービーチ

シロオビハゼ
パンダよりも白黒はっきり!
セボシウミタケハゼ
鼻がある〜、人面ハゼ!
ヨメヒメジ
砂地にドテ〜ンと。
シノビハゼ
どこにでもいるけど目がかわいい

10月9日 八重干瀬 ハナダイアーチ&キジャカパラダイス

  
  透明度のいい場所を求めてやびじへ。
 ポイントに着くまでに波をかぶって全身ずぶぬれだったけど
 ポイントは静かで海は期待通り、青かった〜!
 2本目のキジャカパラダイスには、コブシメ目当てに行ったんだけど
 運良く、エントリーしてすぐに大きいのに遭遇した。写真とっても
 囲んでも全然逃げない、タレント性のあるヤツだった。
 
  砂地にはヒレフリサンカクハゼがあちこちにいるんだけど、
 生まれたて?と思うくらい小さいのもいて、だけど1人前に背ビレを
 ピコピコさせている様子がかわいかった。
 
  水路近くまで泳いでいくと、急に流れが強くなるものの、ますます
 海の色が青々としてきて、またその辺りはサンゴも生き生きしていて
 あぁ、八重干瀬〜、という感じでした。
 
  チリメンヤッコやキツネウオ、グルクンの大群やキンギョハナダイの
 群れなどお腹いっぱいのダイビングでした。 

10月8日 ファンダイブ&体験ダイビング in 中の島

  今日のゲストは全員男の子!
 ファンダイブは1人で、あとは全員体験ダイビング。
 父親が海人(ウミンチュ)という人もいたけど、
 ダイビングは生まれてはじめてだった。
 
 これだけいれば、1人くらい耳が抜けな〜いとか
 ドキドキしてパニック寸前になる人もいるだろうなぁ
 と予想していたけど、やっぱり1人いた!
 一番おしゃべりだった彼が自分の順番が回ってくると
 ますますおしゃべりになり、緊張を紛らわしていたけど
 海の中では借りてきたネコ状態だった〜!
 
 でも、全員、無事に潜ることができて、1日遊んで
 楽しかった。夜は彼らがパイナガマビーチでBBQを
 するというので乱入(?)。
 ソーセージごちそうさまでした。また、遊びにおいでね!
        
     

10月6日 今日のポイント&魚あてクイズ?(笑)




     

     

10月3日 今日の魚の話


  今日は刺胞動物の話です。
 まずはヒドロ虫。ガヤの仲間が有名です。鳥の羽根のようにも見えるし、
 ポリプから触手をだしてゆらめかしている様子は花にも見える。
 ギリシャ神話では「ヒドラ」という名前の怪蛇とされているそうだ。
 
 もともと「ガヤ」とは屋根をふくのに使う「カヤ」の茎葉に似た群体をつくるところから
 名付けられた。知らずに触ってしまうと、刺胞の毒にやられてしまい、痛がゆい。
 またこれがあちこちに存在するので、海中では気を付けなければいけない。

 次にヤギの仲間。山羊じゃないよ。イソバナもその仲間です。
 ギリシャ神話では「ゴルゴン」という名前の妖怪なんだって。
 流れの強い場所にいるっていうイメージがあるけれど、それは、流れてくる
 プランクトンを主食にしているからです。網をはっているようなものだからさぞかし、捕れるだろう。
 
 イソバナは色がきれいなことから、写真の被写体にもなりやすい。
 赤、黄色、オレンジ、ピンク・・・。
 でも、一応、刺胞動物なのでうっかり触ってしまうと刺されるおそれもある。
 肌の弱い人なんかは、ムチヤギに棲んでいるガラスハゼなんかを観察するときも
 気を付けた方がいいですね。