吉井 理人投手 (41歳)/優勝へ 先発ローテーション守る

投げ込みの合間に笑顔を見せる吉井投手
投げ込みの合間に笑顔を見せる吉井投手

 日米通算二十三年目を迎える吉井理人投手は、シーズン中に四十二歳を数える。「四十歳を超えた選手が活躍するのが常識になるよう、頑張っていきたい」と、活躍を誓う。
 宮古島キャンプも五度目となった。「最初の二日ぐらいは寒かったが、それ以降は暖かくなり、『またやるぞ』という気持ちが出てきている」と、気合いが入っている。
 2004年オフには戦力外通告を受け、05年の宮古島キャンプでテスト生からはい上がった。若い選手の多いチームにあって、その経験は貴重だ。「若手が自分から何かを吸収して、うまくなってくれたらうれしい」と話す。
 今年の目標は「優勝」ときっぱり。そのために、「ローテーション投手の中に入り、五、六日に一度、マウンドに上がりたい」。先発陣の一人として一年間、マウンドを守り通す。

 吉井 理人(よしい・まさと)1965年4月20日生まれ。和歌山県出身。身長188a、体重95`。右投右打。背番号21。箕島高−近鉄−ヤクルト−メッツ−ロッキーズ−エクスポズ。83年ドラフト2位で近鉄入団。95年ヤクルト。98年米大リーグ、メッツへ。03年日本球界復帰、オリックス入団。昨季成績は19試合7勝9敗、防御率3.81。日本通算成績(17年間)は371試合88勝73敗62セーブ、防御率3.71。メジャー通算成績(5年間)は、162試合32勝47敗、防御率4.62。
 (砂川拓也)
 
 ※きょう16日の紅白戦は午後0時30分開始予定です。