ランス・カーター投手 (32歳)/多彩な変化球が武器の新助っ人

紅白戦で力投するカーター投手
紅白戦で力投するカーター投手

 投手陣で新助っ人として迎えられたランス・カーター投手は、アメリカ、メジャーリーグで主にリリーフとして活躍。タンパベイ・デビルレイズ所属の二〇〇三年、62試合に登板して7勝26セーブと活躍。オールスターゲームにも選ばれた経歴を持つ。新天地のオリックスでも抑えとしての役割が期待される。
 初めての宮古島キャンプで、「徐々に調子が上がってきている」と、手応えをつかみながらの日々。自ら「パワーピッチャーではない」と話す通り、剛速球ではなく、多彩な変化球と制球力が持ち味。キャンプ当初から、首脳陣、報道陣の注目を集めている。
 九日にフリー打撃で、十六日には紅白戦で、それぞれ初登板を果たした。紅白戦では1失点を許したものの、「ストライクを投げることがテーマだった。まあまあの出来」と、これからの紅白戦、オープン戦でエンジンを温める。
 コリンズ監督は「フォームのチェックをしながら、ストライクゾーンに投げることを繰り返せば、どんどん良くなっていくだろう」と太鼓判。メジャー経験の豊富な新戦力右腕が、投手陣底上げの力となりそうだ。

 ランス・カーター(LanceDavidCarter)1974年12月18日生まれ。アメリカ出身。身長185a、体重86`。右投右打。背番号32。マナティー短大−ロイヤルズ−デビルレイズ−ドジャース。メジャー通算成績は181試合13勝12敗29セーブ、防御率4.15。
 (砂川拓也)
 
 ※きょう17日の紅白戦は午後0時30分開始予定です。