加藤 大輔投手 (26歳)/目標60登板「中継ぎでフル回転する」

紅白戦で力強いピッチングを見せる加藤投手
紅白戦で力強いピッチングを見せる加藤投手

 昨季は61試合に登板。抑えにつなぐセットアッパー役割を存分に果たしている加藤大輔投手。二年連続で60試合以上を投げ、中継ぎのエースと言えそうだが本人は、「昨年は一人で6敗もしてしまった」と振り返り、今季の雪辱に燃えている。
 序盤から順調なトレーニングを続けてきた宮古島キャンプ。だが、第三クールから始まった紅白戦での実戦登板では、「抑えにいった球をバットに当てられたり、ヒットにされたり。課題がどんどん出てきた」。百パーセントの状態に至るまでの過程で、試行錯誤している様子。「紅白戦はいろいろ試すチャンスでもあるが、結果も出していかないといけない。しっかり抑えられるようにしたい」と力を込める。
 「監督が決めること」と前置きしながらも、「今年も60登板は最低でもしたい。中継ぎでのフル回転を前提に、良い結果が付いてくるよう頑張りたい」。即勝敗にかかわる場面でマウンドに登るセットアッパーに、今季もこだわる。「加藤が踏ん張れば勝てる」と言われる投球で、チームを勝利に導く。

 加藤 大輔(かとう・だいすけ)1980年7月27日生まれ。福岡県出身。身長179a、体重90`。右投右打。九州国際大付高−神奈川大。02年ドラフト自由競争枠でオリックス入団。昨季成績は61試合1勝6敗4セーブ、防御率3.10。通算成績は165試合11勝13敗15セーブ、防御率3.71。
 (砂川拓也)
 
 ※きょう18日の紅白戦は午後0時30分開始予定です。