冬ごもりな日々 〜 治療関係 1 〜

目次  1 入院当時の状況  2 骨髄検査  3 鼻血を止める 〜耳鼻科へ〜



1 入院当時の状況
 94年に11月に内科へ紹介してもらった私ですが、12月にSLEと診断された後は月1の外来で定期的に血液検査をする以外は投薬もうけていませんでした。
 その間に何度か、風邪をひいたかな?と思って、何回か近くのかかりつけのお医者さん(SLEを見てもらっている先生と、風邪などでお世話になる先生がいます)に行って点滴をうってもらっていました。
・普通の風邪なら…
 直後に微熱くらいにさがり、そのままどんどん熱がさがって回復できる。
・SLEが増悪した(と思われる)場合…
 37度前半まで下がるのですが、夜には38度を越えるくらいに戻る。
 解熱剤を使ってもそんな感じ。
 ひどい時は10日あまりそういう調子で点滴をうっていました(涙) かかりつけ医は、毎回血沈調べてくれていたようですが、診断がついてから入院する直前までひどくなっていたようで(血沈促進状態?)、入院直前には80という数字(単位不明)がカルテに書かれていたような記憶があります。

 入院したのは95年。用事先でクーラーにあたりすぎて熱を出したのが発端。黄金週間で病院も休み(涙)、単なる風邪だと思い、高熱に耐えました(すぐ救急に行けってばー!)。入院までの過程は…
・1日め 夜に発熱 38度からぐんぐん上がる。風邪薬を飲んでも解熱効果無し。
・2日め 体温39度を越える(>_<) 大腿部の筋肉痛がでてくる。
・3日め 風邪薬を飲み、アイスノンでひたすら冷やして、38度台を保つ。
     この頃から足が熱感を持ちはじめる。
・4日め かかりつけ医のところで点滴をうってもらう。
     前に、アレルギー反応を調べて異常なしだった抗生物質に反応した
     らしく、点滴中は足の裏がかゆかった。この時は「水虫になったの
     かな〜?」と看護婦さんと話す(笑)
・5日め 体温38度台。解熱剤を飲んでも一時的に37度になるだけで、まだ戻る。
     大腿部の筋肉痛がしんどくなっていた。足首先の熱感がひどくなり
     痛みも出てきて、夜も眠れなくなっていた。
・6日め 午前中、かかりつけ医のところで点滴。
     抗生物質入り点滴をうってすぐ、腕から体中がかゆくなったので
     抗生物質を入れないで点滴してもらう。あまり解熱効果なし。
     たまりかねて午後、SLEの主治医へ見てもらう。
     即入院決定(^^;) 足の痛み用に鎮痛剤を出してもらうが、効果無し。
・8日め 初めての入院!(^^;)
     体温38度前後、両足の大腿部筋肉痛、足首先の熱感・痛み、むくみ
     採血時に、腕をまっすぐ伸ばすと痛くて伸ばせない。
     採血の際に使うゴムチューブ(なんて言うのかな?)で腕を縛ると
     すぐ痛くなる(後日、無理やりしばってると紫斑ができた)。
 というところです。足首先の関節痛と大腿部の筋肉痛で歩くのが痛くて、よちよちのペンギン歩きをしていました(痛いけど、我慢して歩いていました(^^;))。不思議なのは、今まで大丈夫だった抗生物質入り点滴にアレルギー症状が出たことですね。
 私の感じでは、苦しかったんですが、意外と簡単に?入院になったという感じです(苦笑) よく考えれば、最初からそれまでの風邪とは違ってるので、さっさとSLEの主治医にかかれば良かったのかもしれません。
 SLEでなくっても、さっさと下がらない熱には皆さんもご注意!



2 骨髄検査
 入院時には色々な検査をされましたが、中でも一瞬とても痛かったのがこれ。
骨髄というと、うつぶせになって腰のあたりから取るというイメージだったのですが、私がされたのは胸のところ(胸腺?)から。正式にはこの名称ではないかもしれません。
 同意書へのサインもなかったし、これから病室で検査やるよ〜くらいの感じだったので、簡単そうな検査なのかいな?と思いました。でも、S先生、I先生、T先生が道具と共に病室に入ってきて、準備しはじめると緊張してきました。冷や汗びっしょり!

 まず、あおむけにされてから、胸の谷間の当たりを消毒されました。先生を見上げると、なんかよけい恐くなりました(苦笑) で、その近辺に局部麻酔の注射をしました。ここまでは普通な感じだったんですが、この後、私の目にけっこうぶっとい針の注射器が目に飛び込んできました。(・_・;) いや〜ん(涙)
 それを刺した…皮膚の下にある骨に穴を開ける感じで、結構強く針を押された感じでした。これはまだ良かったんです。針が骨に達した感じがしたその後に、そこでゴリッって音がして、骨を取られたような感じがしました。その時がとても痛くて(涙)思わず「うっ、ううっ」と言ってしまいました〜。恐怖におののいていたのか、先生がどんな操作をしたのかは覚えていません(^^;)
 針を抜かれた後、顕微鏡で見るプレパラートを作るような感じで、針から出る血をガラス板に少したらしてはドライヤーで乾かすというようなことをしていました。

 I先生は「痛かったでしょう?」と話しかけてくれましたが、「取られる時がとても痛かったけど、腰にやられる方がとてもとてーも痛いと想像していたので、思ったよりは痛くなかった」と答えました。強がりでなくて、今でも腰にやられる方が「ぎゃあ!」と言うくらい、痛いと思っています。やられたことないのでわかりませんが…。
 また、終わった後にその部分を見てみると、直径2・3ミリ?くらいの後が残ってました。で、その部分へ振動が伝わると結構痛みがありました。検査から2・3日して外泊が許されたんですが、妹が運転してた車のクッションが悪いらしくて、その際結構揺れて振動が…。家に着くまでの1時間近く、揺れるたんびに「あがっ、あがっ(方言で痛いの意)」と何回言ったことか(^^;)
 どっちにしても痛い検査は嫌だよ〜!(>_<)



3 鼻血を止める 〜耳鼻科へ〜
 昔から鼻血がよく出るほうでしたが、微熱が続いてのぼせていたせいなのか?入院してしばらくたったある頃、よく鼻血が出ていました。耳鼻科って、私は妹が診てもらった時の恐ーい話を思い出して嫌なんですが、主治医I先生が耳鼻科へ紹介してくれたのでいくことになりました。

 名前を呼ばれておそるおそる診察台に座り、しばらく先生が私の鼻腔内を診察している間は、顔は天井に向け下目使いに、先生が頭にかぶっているまあるい鏡みたいなのを眺めていました。その後、「表面近くに血管があるために鼻血が出やすくなっている」と説明してくれました。で、どうすんの?と思ったら、「電気で焼ききってしまいます」とあっさり(私にはそう思えた)言われました。学生さん?もいたので、私の鼻の中が観察されていました。
 内心「ひょえぇぇぇぇっ〜!」と叫びつつ、されるがまま。看護婦さんが麻酔用のキシロカインを含ませた丸い脱脂綿を両鼻へ詰め、そのまま診察室の前。沢山の患者さんが通るのに、ああ、花の乙女がこんな姿を〜!(T_T) それに鼻から呼吸ができないので結構苦しい。で、麻酔が効いた頃に再度呼ばれて診察台に座り、握ってちょっと手からはみ出すくらいの円柱形の金属を持たされました。コードみたいなのがついていて、そのコードは、私の鼻の血管を焼き切るだろうペンみたいなものと共に機械についてました。身体の中に電気がたまらないようにするのかな〜?
 そして治療が始まりました。もう感覚はないので、皮膚が焼かれるこげ臭い匂いがするだけです。きっと鼻がひくひくしていたんじゃないかと思います(^^;) 強く押し当てて、痛みみたいなのを感じた時は先生に教えながら、10分ほどで治療は終わりました。

 その後、毎日焼ききった所へ軟膏をつけながらかさぶたが取れるのを待って、治るまで5・6回診察を受けました。その後は、めったに鼻血が出る事もなく助かっています。耳鼻科の治療は、何か恐いイメージでしたが、やってもらうと助かる事もあるものですね。(^-^) できるなら、電気で焼ききる前とその後の私の鼻の中がどうなっているか見てみたいもんだ、と思っている今日この頃です。